「一体さーん!大変でござる!」
「どうしたんですか、珍えもんさん? インポテンツにでもなりましたか。」
「そんな悪い冗談を言ってる場合ではないでござるよ。またキ梗屋のやつが無理難題を押し付けて町民を困らせているのでござる。」
「へぇ、あのキ狂いがねぇ。またキでも違ったのかしら。」
「いいから早く来てとんちで助けてください!」 ムギュッ
「うわぁ、珍えもんさん、そんなところを握ったら、僕の大事なお宝がもげちゃうよぉ!」
「はぁ、はぁ、やっとついた。あれ、この橋がどうかしたんですか?」
「あの立て札をよく見てください」
「このはしわたるべからず?」
「そうでござる。そしてコレを破ったものには罰金として1両(今のお金でいうとアダルトビデオの1回の出演料くらい)要求するというのでござる。」
「フフフ、やはり来ましたね、一体さん。」
あ、キ違い
「なんだとこのアホちん短!」
「いまどき、アホちん短はないでしょう。それNGワード、没シュート。」
「はぁ、はぁ、なんと言おうと私が金をだしてつくった橋です。立て札は撤回しませんよ。」
「そういうわけで、なんとかしてください一体さん(タダで)。」
「うーん、しょうがないなぁ。」
チン、チン、チン、チン、チン、チン、チン
ポコーン!(は、はっちゃけた!!)
「珍えもんさん、すぐにたくさんの人をここに集めてください。」
「わかりました、一体さん、すぐに集めるでござる!」
(むぅ、いったいナニをするつもりなんだ・・・?)
「一体さん、集めたでござる!」
「よーし、それじゃぁ見ててください。」
「あ。」
「あー。」
「あ、ヤヲイ(キ梗屋の一人娘)。」
「うあー。」
タッ、タッ、タッ、タッ、タッ
「さぁ、どうですか!」
「どうですかって言われてもなぁ〜。」
「そうですよ、一体さん!これはどういうことなんですか!それに橋を渡ってるし!」
「私は橋などわたってませんよ。だって私は・・・・屍(しかばね)を越えてきたのですから!
「そうかなるほど!さすがは一体さん!(よくわからないけど!)」
「く、悔しい!またしても一体さんにやられるなんて!」
「うふふ、これに懲りてみんなの嫌がることはしてはいけまんよ、キ梗屋さん!」
あははははははは
「ところで一体さん。」
「なんですか、珍えもんさん?」
「あんた、打ち首獄門さらし首。」
「珍えもんさんにはかなわないや!」
あははははははは













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